動物取扱業登録
保管/栃木県動愛セ 15保第030号
販売/栃木県動愛セ 15販第028号
ザ・パイル テイル テリアス
山口 真奈美

ケネルポリシー

パイルテイルという犬舎名は・・・・ 一言でテリアといっても色々な犬種があり、それぞれに個性的なテールが・・・・
そして、何よりテリアのテールは元気印!
テールのシルエットだけでも、テリア犬種が判る時もあるくらいです。
そんな中ケアーンテリアのテールは
「キャロットテイルで12時から2時のなか」
何のこと?    そうですね、
人参のような形で、テールの位置は時計の12時から2時を指すくらいで動いていれば良い!
と言うことなのです。
わたしは、プロのブリーダーではありません、犬種愛好家としてその犬種のスタンダードに準ずる犬を繁殖できれば嬉しいと思っています。
そして、なによりその子たちが幸せな犬人生を送ってもらう事が一番の重要な点です。
ですから、犬を繁殖目的で飼われている方には、お譲りすることはないと思います。
この血統の重要性を理解して頂き、理想のケアーン像を共有できるオーナーさんに子犬たちがもらわれていくことを祈っています。
ですから、仰々しいケネルポリシーはありません、ただただ、健全で性格のよい、そして何よりケアーンテリアとして正しい犬を繁殖したいと思っています。

ケアーンテリアとの出会い

 40年位前、わたしは高校受験で志望校に合格したら犬を飼っても良い!とういう餌につられ必死で勉強し晴れて、ペットとして犬を飼い始めました。当時まだほとんど知られていなかった、チワワを飼ったのですが理由は単純です。小さくて、毛が短い犬なら飼っても良いと言われ、選択肢がミニチュアダックス、ミニチュアピンシャー、チワワくらいしかなく・・・
私にとっては一番かわいく見えたチワワを選びました。
 チワワとの生活もとても楽しかったのですが、彼との散歩でなんと「お姉ちゃん」と呼ばれている毛の強いちょっと薄汚れている様に見える犬に出会いました。
 物知り顔でスタスタ歩き、時々機敏な動き
 わたしは飼い主の方に「なんという種類の犬ですか?」と伺ったら
「ケアーンテリア」っていう犬だよ。」と教えてもらいました。わたしは、その名前を忘れないように口の中で繰り返し繰り返し唱えながら帰り、急いで世界の犬辞典で確認したのを、昨日のことのように覚えています。今度飼うなら絶対ケアーンテリア!と心に決め・・・・・しかし、ケアーンテリアを飼うことが出来たのは、2006年になります。

我が家のケアーンテリア

 今から7年前、やっと自分の生活が落ち着いて、「そうだ、犬を飼おう!」と思い立ちました。勿論、ケアーンテリアです。インターネットを駆使してケアーンテリアを探し、ブリーダーさんと直で取引していて、親犬を見せてくれるところに決めました。そこで、出会ったのが長男の「トト」です。以前飼っていたチワワもオスだったので、その時も迷わずオスをお願いしました。
トトとの生活が始まり、犬グッズにも興味が行きたまたま立ち寄ったペットのイベントでワンにゃんむらからたくさんの子犬たちが箱に入って売られていました。人気犬種(トイプードルやミニチュアダックス・チワワ)に混じり一人コロコロおなか一杯食べた後らしく仰向けに寝ていたのが、二男の「ルル」です。子犬を連れて帰るつもりなど全くなかったのですが、この子絶対飼い主決まらないんじゃないかと思ったら、連れて帰る事になっていました。
立て続けに2頭、彼らが成長し、トリミングをしなければといろいろ探したら渋谷のペットショップでヘンミケンネルさんと言う所で、ケアーンテリアのトリミングをしてくれると・・・・
5か月位通ったでしょうか?なんとそこにブリンドルの女の子が・・・・・ヘンミケンネルの当時のオーナーに、2頭も3頭も変わりないから、連れて帰りなさい!と・・・・・
それが長女「リリー」でした。
こうしてケアーンテリア3頭の生活が始まりました。

ドッグショーとの係り

 ドッグショーとの係りを持つキッカケになったのは、ケアーンテリアではありません。我が家には、今2頭 母娘のエアデールテリアがおります。このエアデールテリアを迎えた先が日本でも有名なテリアマンの方の所だったので、その影響によりドッグショーという世界を知ることになりました。
 第3グループ テリア犬種のリンクサイドに立ちドッグショーを観戦する機会が増え、必然的にたくさんのケアーンテリアを見ることが出来ました。ショードックとしてのケアーンテリアを初めて見させて頂き、自分なりに漠然としていたケアーンテリア像が徐々に明確になって行きました。丁度同時期にフェースブックも始めて、世界中のケアーンテリアのオーナーの方と繋がり各国のケアーンテリア像を比較することが出来ました。その様な中でわたしの心を鷲づかみにしたのが、スウェーデンのケアーンテリア達でした。
 なんとか譲ってもらえないだろうか?色々な人に聞くと、「ケアーンテリアのような古い犬種は特にヨーロッパの人たちは日本人には譲ってくれない」と言うのが大半のご意見でした。「何年も係って信頼関係を築きやっと1頭譲ってもらった。」などと言う話も伺いました。
 ダメでもともと、私はブリーダーになりたいわけではありません。犬種愛好家としてケアーンテリアが欲しい。スウェーデンの、Hjohoo’s Kennel (ユーホーズ・ケネル)という所のケアーンテリアを飼ってみたい。ただそれだけの思いで、メールを送りました。
思いの丈を拙い英語に託し、熱いラブレターをHjohoo’s Kennelに送ったのです。返事が来るとは正直思っていませんでした。無視されてもしょうがない、でもこんなメールを送る日本人が居るんだと思って貰えればそれから、スタートできるか?と思っていました。
 以外にも「男の子なら居るけど、取に来る?」というお返事でした。わたしは後先も考えず、
「行きます!!」と言う返事をしました。そこからは、また別の意味で長い道のりがスタートしました。個人で犬を輸入する方法を学び、書類を用意してもらうため時差のあるスウェーデンに連絡を取りながら、なんとかかんとか日本に連れてくることができました。
その子が、今ドックショーを走っている Hjohoo’s Hjour My Unique Collection コールネームは Vivi (ビビ)君です。
ビビは、今日本で若手NO,1のテリアマンである黒須千里さんにケアーしてもらい JKC チャンピオン、 FCI インターナショナルビューティーチャンピオン を完成し 次のステージに上がるべく待機しています。
まだ、時々はドッグショーにも出ています。

繁殖について

 ビビが日本でも活躍してくれたので、スウェーデンのお里ではとても喜んでもらいました。そして、恐る恐る・・・・「そろそろ、ビビにもお嫁さんが欲しいと思うのですが・・・・」と伝えたところ、二つ返事で「勿論よ、ビビに会う子を探すから。」と言ってもらえました。そして、今回日本に女の子がやってきます。
 スウェーデンのユーホーズ・ケネルはエリザベスさんという北欧美人の女性がケアーン一筋40年以上の経験を持つケネルです。世界中の名だたるケアーンテリアのブリーダーさんたちが知るところの有名な方です。その血を日本に送ってもらった責任は、想像以上に重く簡単には繁殖できる立場にはありません。今回はエリザベスさんの指導のもと初めてケアーンテリアの繁殖に挑戦しようと思っております。
勿論、私ひとりではできません。多くの方のお力をお借りしてチャレンジします。
子犬は勿論暖かい家庭に迎えてもらいたいと思っておりますが、このスウェーデンとの関係を十分ご理解頂ける方にお渡しできればと考えています。

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